2020年3月29日日曜日

相場変動をすべて受け入れるのが長期のインデックス投資

青井ノボルです。

当たり前の話ですが、インデックスというのは市場平均を示す指数。
対象は債券だったり株式であり、評価額が変動するリスク資産です。

これらのリスク資産は相場の思惑により、価格が上下変動するもの。
その波をすべて受け入れる覚悟で、インデックス投資をしています。

相場変動を上手く捉えながらトレードする必要は全くありません。
そのかわり、市場平均を形成する相場変動は避けようがないです。

順調に指数が伸びていくこともあれば、その真逆もあるのが相場。
資産形成の長期投資では、相場と真摯に向き合うことも大切です。

この記事では、相場変動をすべて受け入れるのが長期のインデックス投資であることについて改めて考えます。

相場は予想外に目まぐるしく変化する

良いこともあれば悪いこともある、世の中はそういうものです。
目まぐるしい変化を続けていくことが宿命なのかもしれません。

相場変動に大きく影響する経済も、好不況を繰り返しています。
これは歴史的にも明らかで、恐らく今後もそうなるのでしょう。

記憶に新しいところでは、リーマン・ショックは大きな打撃に。
不動産やゼネコンといった業種では、大型倒産も相次ぎました。

そのダメージは大きく、2010年には日本航空が会社更生法申請。
同年は日本振興銀行も倒産、日本初のペイオフが発動しました。

東日本大震災もあって、お通夜のような状況が5年くらい続いて。
日経平均株価が大きく回復したのは、2012年以降となりました。

リーマン・ショックでいえば、まさか大手証券会社が倒産とは。
あの頃はダラダラ下落傾向でしたが、あれはまさに衝撃でした。

一方、2012年からこれだけの景気回復が続くとは思いもよらず。
ワタシは相場から2013年に撤退済みで、上昇相場を逃しました。

経済アナリストでもなければプロの投資家でもないワタシの場合。
景気変動や相場変動を正確に予想することは不可能だと実感です。

パンデミックを予想できたか

さて、いまは新型コロナウィルスの感染拡大により世界が揺れています。
武漢の感染拡大が報道され始めたころ、ここまでの事態を予想できたか。

Twitter界隈では、新型コロナへの恐怖と楽観が混ざっている雰囲気で。
大勢としては対岸の火事という感想が多かったように記憶しています。

いまとなっては、WHOがパンデミック宣言して世界中に感染が拡大して。
日本国内でも首都東京の封鎖すら噂されるほど、事態は深刻化しました。

ここまでの事態、そして経済への大ダメージを想像できていたかどうか。
少なくともワタシは予想できなかったし、多くの人が一緒だと思います。

危機はいつやってくるか分からない、そういうものなのだと実感します。

バイ&ホールドのインデックス投資

ところで、ワタシがいま実践している資産形成としての長期投資は。
市場平均の株価指数に連動したファンドへのインデックス投資です。

長期で持ち続けることを基本スタンスとするので、バイ&ホールド。
ファンドを買ったらそのまま、取り崩しまで持ち続けるというもの。

市場平均ですから、全相場参加者の売買による総意が反映されます。
売買の判断をすることなく、相場変動に身を委ねることとなります。

長期的にみれば経済は成長していくであろう、そんな未来を信じる。
予想できない相場変動を乗り越えて、続けていくという投資法です。

投資のプロでもない個人投資家には、これくらいの感覚がベターで。
継続することにだけ真剣を集中させれば良いので、気楽なものです。

全てを受け入れる覚悟は必要

長期スパンのインデックス投資は、ほったらかし投資とも呼ばれます。
なかなかお気楽なネーミングですが、継続が難しいと言われています。

相場変動の荒波を乗り越えて投資を続けていくことは、意外と難しい。
インデックス投資のリスクが極小ということは無く、変動があります。

この話題では、インデックス投資ブロガーkenzさんの記事が有名です。

詳しくは上記記事を見て欲しいのですが、大切な部分を引用します。

ただ、インデックス投資は、市場そのものの変動をもろにうけます。
言わば日本海の荒波が押し寄せる海岸で、ふんどし一枚で腰に手を当てたまま立っているようなものです。
(引用元:インデックス投資は決してリスクが少ない投資法ではない、だからこそ重要なこと

大袈裟な言い方になりますが、相場変動を全て受け入れる覚悟が必要。
荒波を全身で受け止めるためには、投資方針など事前準備が重要です。

とはいえ、相場暴落を受け止めるだけではなく高騰も享受できます。
良いことも悪いことも、全て受け入れるだけの度量が必要なのです。

資産形成としての長期にわたるインデックス投資は始まったばかり。
これからも数十年と続けていけるように、相場変動を受け入れます。

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