青井ノボルです。
ワタシは、5人家族の30代サラリーマンです。
子供は3人とも乳幼児なので、学費といえば幼稚園1人分だけ。
現時点の教育費は、せいぜい数十万円単位の支出です。
ただ、進学するにつれて学費負担は徐々に重くなります。
遠くない未来に、年間百万円単位が飛んでいくのでしょう。
そのため、学資保険等で教育資金を準備するのが定石です。
ワタシは学資保険を使いませんが、いずれにしても準備は必要。
この記事では、教育資金の目標額設定について考えます。
大学進学時の教育費に向けて準備
幼稚園や保育園からはじまり、大学生までの約20年間。
子供を育てるためには、多額の教育費が必要となります。
まず、文部科学省による子供の学習費調査からデータを見てみます。
ここで書かれているのは、学習費総額のデータです。
授業料以外にも、給食費や学習塾代等も含まれています。
幼稚園だけ私立、小学校~高校まで公立を想定すると約600万円。
それなりに大きい金額ですが、更にお金が掛かるのが大学です。
ちなみに、幼児教育は2019年10月から無償化される予定となっています。
年長は2019年4月から前倒しで無償化、少しだけ負担額が減りますね。
授業料や娯楽費等を合わせた学生生活費をみてみると。
自宅通学を想定した場合でも、私立大学で年間約175万円。
4年間で計算すると、なんと700万円も掛かります。
この支出を給与収入から捻出するのは、かなり大変なこと。
さらに大学生の時期が被るケースを想定すると、尚更です。
子供が大学生になった時に備えて、教育資金を準備する。
そうすることで、支出のピークにも耐えられるハズです。
児童手当は自動的に教育資金へ
教育費と直接的な関係はありませんが、児童手当の存在は重要です。
子供が中学校修了となるまで、条件付きで支給されるお金です。
所得制限に抵触しない前提で考えると、1人あたり約200万円。
第3子以降は約250万円も支給されるので、かなり大きいです。
児童手当を生活費で使うことなく、教育資金として確保する。
すると、教育資金のかなりの部分をまかなうことができます。
そのため、ワタシは児童手当に手を付けないようにしています。
教育資金の目標額を決める
さて、大学の学生生活費として約700万円掛かることが分かりました。
とても大きな金額ですが、実際の進路は本人次第で変わります。
国立大学なら金額が減りますし、大学院進学で逆に増える可能性もあります。
あらゆる可能性がありますが、全パターンを想定するのは現実的ではありません。
そのため、ざっくりと4年間で700万円掛かるものと仮定します。
数年後には夫婦ともにフルタイムの正規労働者となっている予定。
比較的安定したキャッシュインが期待できますが、保守的に考えます。
生活防衛費として、ワタシは生活費2年分を持っていたいと考えています。
教育費が万が一足りなければ、生活防衛費からの一時的な補填もアリです。
給与収入で賄える部分もあるだろうし、生活防衛費という奥の手もある。
そう考えると、教育資金として700万円全額を準備する必要は無さそうです。
そこで、ワタシは500万円を目標として設定することにしました。
子供が3人いるので、500万円×3人=1,500万円ということになります。
個人向け国債変動10年で準備
教育資金として、1,500万円を準備することに決めました。
さて、教育資金は原則として使う時期が決まっているお金です。
使う時期は大体決まっていて、前後するとしても数年単位です。
この場合、変動リスクの少ない資産に置いておくのが定石です。
10年以上の年月があるため、インデックス投資でプラス圏内に収まる可能性はあります。
過去のリターンを見ると、20年もあればほぼプラス圏内だったという話もあります。
ただ、過去リターンは将来を約束するものではないし、リスクは必ず存在します。
教育資金という性質上、目標金額もはっきり決めています。
ワタシは無リスク資産で備えるべきお金だと考えます。
実質的な金利の高さを比較し、最適と考えるのは個人向け国債変動10年。
完全には連動しませんが、金利上昇時に追従してくれるのも嬉しいです。
半年や1年モノの定期預金も織り交ぜながら、計画的に準備していきます。
生涯キャッシュフロー表を再確認したい
教育資金は大きな金額ですが、計画的に準備することに決めました。
無リスク資産で準備する以上、重要なのはキャッシュインの部分。
主に給与収入ですが、これをどのように確保するかという点です。
数年後には、夫婦共働きでフルタイム正規労働者×2人になる予定。
共働きが安定している限りは、恐らく問題ないと考えています。
結婚して自宅を購入する際、生涯キャッシュフロー表を作成してもらいました。
FPの人がソフトで作成した概算の生涯CF表ですが、たまに確認しています。
子供3人想定バージョンもあるので、そろそろ再確認したいところです。
想定していた収入と現実を比較して、資産額の想定と現実も比較して。
生涯CF表と現実の乖離を確認しつつ、教育資金の計画を具体化する。
ちょっと面倒ですが、教育資金には正面からとことん向き合いたいと思います。
この積み重ねが金融リテラシーを養い、豊かな人生に繋がると信じて。
0 件のコメント:
コメントを投稿