2022年4月1日金曜日

インデックス投資の継続に投資の最新情報は必要ない

青井ノボルです。

大変お久しぶりとなりましたが、元気に生きています。

約1年間、ブログの更新を止めていた期間はというと。
特段の理由は無いのですが、投資から離れていました。

家族との時間を過ごし、サラリーマンとして仕事して。
趣味で息抜きしつつ、家事をこなすという平穏な日々。

子持ちサラリーマンの平凡な生活を過ごしていく中で。
Twitterやネットで投資の最新情報を一切収集しない。

それでも、インデックス投資を継続することができた。
積立投資を無意識で継続できた環境に感謝したいです。

この記事では、インデックス投資の継続に投資の最新情報は必要ないと感じたことについて書いていきます。

投資情報にほぼ触れない日々

コロナ禍となる2年ほど前までは、投資界隈が楽しくて。
ブログを定期的に更新、Twitterに入り浸る日々でした。

投資情報に触れることが楽しかったですし、色々考えた。
インデックス投資の基礎を固めるうえで良い時間でした。

ところが、コロナ禍を契機にライフスタイルが変化して。
テレワークによって、通勤時間というものが皆無になり。

自然とフェードアウトしていった、というのが実態です。
Twitterからも距離を置いて、投資を忘れる日常でした。

株価変動もニュースで知る程度で、詳細までは分からず。
ファンドの新規設定情報も、当然ながらキャッチできず。

こうして投資情報にほぼ触れることのない日々を過ごし。
放置した状態のままインデックス投資を続けていました。

投資を続けることができた理由

投資をするためには投資の最新情報を収集する必要がある。
情報を取捨選択しながら、投資判断をして売買を繰り返す。

投資という言葉から一般的に想像するのは上記でしょうか。
いまから10年前くらいであれば、ワタシもその認識でした。

インデックス投資というのは面白いもので基本は放置です。
それっぽい言い方をするのであれば、バイアンドホールド。

ネット証券であれば、最初に積立設定をしてそのまま放置。
投資に係るアクションを一切行わなくても、継続できます。

むしろ、情報に惑わされて投資行動が変化するくらいなら。
何の情報も得ずに、気絶していた方が良いのかもしれない。

投資方針を固め、投資を継続できる仕組みを作って放置。
ネット証券×積立投資だからこそ為せる技だったのです。

もう一つの要因はファンドにあり

ネット証券で自動積立できるという、恵まれた投資環境。
最新情報を得なくても投資ができた最大の要因でしょう。

ただもう一つ、決して忘れてはいけない要因があります。
それはファンドを乗り換える必要が無かったということ。

ひとつのインデックスファンドを買い続けていれば良い。
更に言えば、投資資産の中でリバランスする必要も無い。

それを叶えてくれるのが、ワタシの場合はこのファンド。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。

時価総額比率の全世界株式に投資をしたいと考えていて。
超低コストなインデックスファンドに投資をしたい場合。

採算を確保しつつ業界最低水準のコストを目指し続ける。
ワタシには最適な選択であると思い選んだファンドです。

運用会社の三菱UFJ国際投信の個人投資家に寄り添う姿勢。
様々な要素が重なり合い、安心して投資できるファンド。

そう思わせてくれるファンドに出会えたのは幸運ですね。
より良いファンドを探す手間が省けるので、助かります。

情報を遮断することも選択肢のひとつ

インデックス投資は、継続こそが最重要だと言われます。
長期投資が基本となるでしょうから、そうだと思います。

現在の恵まれた投資環境なら、継続できる仕組みはある。
あとは本人のやる気次第というか考え方ひとつでしょう。

継続できない理由になり得るのは投資方針がブレること。
そうならないようにすることが、継続には必要なのです。

投資方針をしっかりと自分の頭で考え抜いて決めること。
最初からブレない投資方針を固めておくことは重要です。

そして、投資の最新情報にあえて触れないのも結構アリ。
実体験として、ほったらかし投資には最適な行動でした。

下手すると投資をしていることすら忘れてしまいますが。
投資を意識しない日々、投資方針はブレようがないです。

どうしても投資の最新情報を追いたくなってしまったら。
思い切って、情報を遮断することも選択肢のひとつです。

インデックス投資を継続するためには、良いと思います。

インデックス投資を続けながら生きていく

投資の最新情報をインプットする必要が無いということ。
不思議な気もしますが、インデックス投資の特徴ですね。

そして、長い人生を楽しく過ごすには投資以外も大切で。
投資は趣味でも仕事でもなくて幸せを得る手段のひとつ

少なくともワタシは、そういった人生を過ごしたいので。
インデックス投資を続けながら、生きていきたいと思う。

これからもずっと、ほったらかし投資を続けていきます。

2021年7月22日木曜日

お金に対して主体的であることが大切だと思う

青井ノボルです。

皆さん大変お久しぶりです。
いかがお過ごしでしょうか。

ワタシは投資の世界から距離を置いていましたが、
自動積立のインデックス投資は勝手に継続中です。

投資のことは一切考えず、仕事だったり
プライベートを平和に過ごしていました。

ブログを書くのは数ヵ月ぶりとなります。
ふと、書きたくなったので書いてみます。

今回のテーマは、お金に対する向き合い方。
何となくではなく、意思をもって向き合う。

受動的ではなく、能動的に、主体的に考える。
自分事として考えることが大切だと思います。

この記事では、お金に対して主体的であることが大切だと考える理由について書いていきます。

投資界隈と関係ないところで

投資界隈にどっぷりハマっていたワタシですが、最近は低浮上。
ブログの更新をサボりにサボって、Twitterもたまに入るだけ。

その間に何をしていたかというと、日常を過ごしていました。
仕事をして、趣味を楽しみ、家族との時間を楽しむだけです。

ごく平凡な日常を過ごす中で、趣味に割く時間が増えました。
正確に言えば、投資界隈で過ごすのも趣味だったわけですが。

投資とは縁遠い趣味の世界にて、自分で考えることを放棄して。
答えを他人に求めてしまう傾向が強い方との接点がありました。

生まれ育った環境や、価値観というのは人によって全然違う。
それゆえに押し付けることはしませんが、勿体無いと感じる。

自分というフィルターを通さないで見る世界はどんなものか。
まわりから与えられるだけの人生、主役は不在なのだろうか。

答えは出ないけれど、いろいろと考えたのでした。

お金との向き合い方

個人にとってお金というものは、付き合わざるを得ない存在。
資本主義経済の世の中で過ごすには、無視できない存在です。

お金というツールを仕方なく使うのか、主体的に使うのか。
人生の主役は自分自身ですから、理想は後者だと思います。

ただ、給与所得のサラリーマンはお給料を貰う感覚が強い。
そして、何となく預金口座にお金を置いている人が大多数。

お金を得る方法、お金を置いておく方法は色々とあります。
選択肢があるのに、惰性で選んでいる人が多い気がします。

お金を得る方法という意味では、サラリーマンだけでなく。
世の中には、フリーランスや起業という選択肢もあります。

ただ、何となくサラリーマンになった人が多いと思います。
職業選択という意味でも、腹落ちしていないのは勿体無い。

お金を置いておく方法という意味では、投資も選択肢です。
絶対に投資をすべきだとは言いませんが、知らないのは損。

人生は選択の連続ですが、納得できる選択ができたか否か。
「そこに主体性があるか無いか」が重要であると考えます。

投資という選択

個人がお金をどこに置いておくか、その選択肢の一つが投資で。
また、投資の中でも具体的な方法は幾多の選択肢が存在します。

何かを選ぶという行為は、正直なところ面倒な側面があって。
周囲が選んでいるものや他人のオススメに乗るほうが楽です。

日本の場合は、多くの人が普通預金にお金を置いています。
証券口座を開設している人は、まだまだマイナーでしょう。

投資をする人はマイノリティーという状態で投資を選ぶ。
勇気がいる選択であり、情報は探さないと出てきません。

もしかしたら、何かの巡り合わせで誰かに投資を勧められ。
何となく始める人もいるかもしれませんが、続くかは疑問。

投資という選択をし、そして投資を継続していくためには。
お金に対して主体的であることが、マストかもしれません。

主体的に放置していくスタイル

ワタシは長期分散積立投資のインデックス投資を継続中です。
お金に対して主体性は持っていますが、投資は放置しっ放し。

矛盾しているように思えますが、主体的に考えた結果です。
自分なりに考えた結果、放置こそが最良と判断しています。

この選択が、将来的に良い結果をもたらすかどうかは不明。
それでも自分で選んだ道ですから、後悔はしないでしょう。

人生の主役は自分自身ですし、投資をするもしないも自由。
他人ではなく自分の意思で、考えた上で選択したいですね。

2020年11月28日土曜日

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020に投票しました


青井ノボルです。

2018年2月にインデックス投資を中心としたブログを書きはじめ。
早いもので3年弱が経過、あっという間であったと感じています。

個人投資家が良いと思えるファンドに投票して投資環境を切り拓く。
FOYに込められたその想いは素晴らしいと素直に感じるところです。

年に1度の大イベントですが、今年はコロナ禍の影響を受けています。
表彰式はオンラインとなっており、リアル参加はできないとのこと。

それでもFOYの価値が変わることは無いですし、次に繋がっていく。
実行委員の皆様には感謝したいですし、開催されたのは嬉しいです。

この記事では、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」に投票したことについて書いていきます。

今年は特殊な1年でした

2020年、これまでにない外部環境変化が起きた1年でした。
オリンピックイヤーでしたが、まさかの延期となりました。

新型コロナウィルスがここまで世界を変えることになるとは。
投資的にもコロナショックがあり、その後の上昇傾向があり。

コロナに振り回された1年、そんな時だからこそほったらかし。
ワタシの場合は、投資を全然意識しない1年間でもありました。

外部環境変化を捉えることの困難さを感じた人も多いでしょう。
こういう時だからこそ、長期分散積立投資の良さが光りますね。

ワタシの場合はどんな投資環境でもやるべきことは変わらない
変える必要が無いわけですが、その想いは一層強くなりました。

言うならば「基本に忠実にありたい」ということだと思います。

2020年はあのファンドで

投資との距離を保っていた2020年、ブログの更新頻度も減り。
もちろん証券口座のチェックも全然やらない1年となりました。

ほったらかし投資を実践していたわけですが、こんな時こそ。
このファンドなら安心して任せられる、そんな想いが必要で。

ワタシにとってのそれが、FOY2020で5票を投じたファンド。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)でした。

新しいファンド情報を得ていない、という側面もあります。
それでも、やっぱりこのファンドだなと感じているのです。

コスト面と運用会社の良さ

ファンドとしての良さは、言うまでもなく超低コストであって。
純資産総額500億円を突破し、受益者還元型信託報酬も発動中。

コスト面の良さに加えて、やはり三菱UFJ国際投信の姿勢です。
個人投資家のことを強く意識している運用会社は貴重ですね。

投信ブロガーのTwitterやブログもチェックしていそうです。
界隈に流れる雰囲気を敏感に感じ取っている印象があります。

ブロガーミーティングも上手く活用して、個人投資家と交流。
そこでもニーズを吸い上げて、改善を重ねているのでしょう。

運用会社としてのこうした姿勢は、真似できるようで難しい。
他の運用会社では、さほど実行できていない現実があります。

この姿勢が維持されている限り、安心して投資ができそう。
いずれ方針が変わる可能性もあるけど現時点では良い感じ

FOY2020は、このファンドの全てを託したいと思います。

今年の表彰式はオンライン

コロナ禍でのFOY2020、表彰式はオンラインになります。
チケットを発売中なので、気になる方は購入しましょう。

詳しくは、FOY2020の公式ホームページをチェック。

ワタシはもちろん、オンライン参加したいと考えています。
交流ができないのは寂しいけど、コロナ禍なので仕方ない。

どのファンドがNo.1になるか、今から楽しみにしています。

2020年10月31日土曜日

つみたてNISA・iDeCoの運用実績公開(2020年9月)

青井ノボルです。

コロナ禍に突入してから、見える世界が変わった気がします。
春先からバタバタして、季節は巡り、もうすっかり秋ですね。

世の中の雰囲気も、少しずつ日常モードに戻ってきています。
感染防止対策は必要不可欠ですが、外食や旅行も自粛解除へ。

経済を適度に回しながら、感染防止に努めるという現実路線。
おそらく、もう少しはこんな感じで日常を過ごすのでしょう。

こうした中でも、投資の世界は上がったり下がったり忙しい。
そんな値動きに一喜一憂する必要が無いのが、積立投資です。

大切なものは人によって違うけど、ワタシは投資以外が大切。
投資そのものが趣味でも仕事でもなく、ほど良い距離感です。

仕組化して継続しているだけでも、しっかり投資はしている。
意識することなく続けるスタイルも十分アリということです。

この記事では、つみたてNISAとiDeCoについて2020年9月末時点の運用実績を公開します。

ポートフォリオ

つみたてNISAとiDeCo、2020年9月末時点のポートフォリオはこちらです。

今回は何日に取得したデータかも覚えていない有様ですが。

ざっくり月末ということでご容赦いただければと思います。

さて、損益率は+8.7%とプラスをキープしている模様。
理由は分かりませんが、まぁ何とかなっているようです。

ワタシの場合、資産形成としての長期分散積立投資です。
値動きを気にする必要が無いのはありがたいことですね。

もはや興味も薄れているので、本当に気にせず過ごしています。

つみたてNISA

つみたてNISAは、庶民が資産形成ツールとして使うのは最適。
少なくともワタシはそう思っていますし、フル活用しています。

ワタシの累計投資額も、もう少しで100万円に達するようです。
資産形成を後押ししてくれる制度だなと、改めて感じています。

つみたてNISAがこれからどのように進化するかは不明ですが。
少なくとも現時点では様々な制約を課しているのが特徴です。

投資が趣味の人には、あまり使い勝手は良くないかもしれない。
対象商品はグッと絞られていますし、非課税枠も極めて限定的。

だからこそ、資産形成をはじめたい人には合致している制度で。
投資初心者に寄り添う制度であり続けて欲しいと願っています。

投資マニアではなく、投資初心者のためであることが大切です。

iDeCo

iDeCoについて、投資額の727,444円は手数料控除後の金額です。

掛金は23,000円×30+45,147円=735,147円、手数料割合は1.0%
初回手数料2,777円(当時消費税8%)も含め、手数料累計7,703円。

iDeCoも使う人を選びますが、有効なツールのひとつだと思います。
出口の税制が不透明という指摘もありますが所得控除は大きいです。

ただ絶対に得をするという性質ではないのは、言うまでもないこと。
自分事として調べた上で、使うべきか否かをジャッジしたいですね。

アセットアロケーション

つみたてNISAとiDeCo、2020年9月末時点のアセットアロケーション。
オール・カントリーを除いた部分で、各資産別の構成比は下図の通り。

目標となるのは、時価総額比率のMSCI ACWIの構成比となります。

リバランスするつもりもないですが、一応差異を確認しています。

全世界株式インデックス・ファンドの2020年8月報で確認すると。
全世界株式の割合は、国内:先進国:新興国=6.9:80.8:12.3。

誤差の範囲内に収まっているので、概ね目標通りをキープです。

2020年9月を振り返る

9月も大きなイベントがなく、淡々と日常を過ごした印象です。
日常生活を楽しく過ごせているので、良い感じではあります。

投資の方はというと、相変わらずほったらかし投資を継続中。
これはこれで心地よいので、たまにTwitterを覗く程度です。

その時の投資成績がどうであれ、長期投資でやることは一つ。
投資を継続すること、真にやるべきことはこの一つだけです。

シンプルに続けることが実は難しい、そのことを肝に銘じて。
投資を意識しすぎないように、毎日を大切に過ごすとします。

2020年5月1日金曜日

三菱UFJ国際投信のオンラインブロガーミーティングに参加

青井ノボルです。

2020/5/1、三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングに参加しました。
ただリアルなイベントではなく、オンライン配信でのイベントでした。

オンライン配信によるブロガーミーティング、意外と楽しかったです。
1時間という短い時間ではありましたが、あっという間に感じました。

新型コロナウイルスの影響で、三菱UFJ国際投信としても初の試み。
出勤制限中で準備が大変だったと思いますが、ありがたい限りです。

運用会社が何を考えているのか、その一端を知ることができる機会。
リアルが駄目でもオンラインで、可能な限り続けて欲しいものです。

この記事では、三菱UFJ国際投信のオンライン配信によるブロガーミーティングへの参加レポートを書いていきます。

ブロガーミーティングの内容

従来のブロガーミーティングでは、メインテーマが設定され。
関連プログラムが2つほどあり、そして質疑応答という形式。

だいたい90分前後の時間が、ブロガーミーティングの本編。
その後、自由参加懇親会があるというのが通常の流れです。

今回は前述の通り、新型コロナの影響でオンライン配信に。
社員の方がスタジオから、映像を提供するスタイルでした。

プログラムは極めてシンプルで、最初と最後の挨拶があり。
そして事前に募集した質問等に回答する質疑応答のみです。

オンライン配信なので、込み入った資料の提供は難しそう。
制約が多々あるなかで、こんな形に落ち着いたのでしょう。

ちなみに、参加表明した個人ブロガーは18名いたそうです。

チャットに表示された名前を見ると、見慣れた名前が多数。
リアルでは会えないけど、こうして集えたのは嬉しいです。

FOY2019での挨拶を振り返って

ブロガーミーティングは、代田常務からの挨拶でスタート。
ご自宅からリモート参加されていたようで、新鮮でした。

お話されていた内容を、ごく簡単にまとめるとこんな感じ。

ゴールデンウィーク前の金曜日、時間を共有いただき感謝。

ブロガーミーティング、本当は顔を合わせてやりたいが、
こういう状況なので、自宅から参加させてもらっている。

昨年のFOY2019、1~3位に選んでいただき感謝している。

1月の表彰式に参加して、話をさせていただいたが、
昨年はマーケット環境が良い年だった。

(2019年の)こういう状況が続くとは限らない。
そうならないときに、中長期の資産形成に役立つこと、
何をできるかをしっかり考えたい、と述べた。

新型コロナが広がり、マーケットは荒れた状況に。
こういう中で私達にできることが何かあるのでは。

今日は、意見交換を楽しみにしている。
オンラインなので、いろんな制約があるが、
これまで通り、忌憚のないご意見をいただきたい。

皆さんと一緒に、三菱UFJ国際投信として
何ができるのか、考える機会にしたい。

この話を聞きながら、FOY2019表彰式を思い出しました。
たしかに、代田常務のスピーチで触れていた内容でした。

運用会社ができること、それは限られているかもしれません。
長期投資を続けるか否か、最後は投資家自身が判断すること。

それでも、運用会社の立場だからこそ安心感を与えることも。
難しい課題だと思いますが、ぜひチャレンジして欲しいです。

事前に募集した質問・意見への回答

さて、今回のオンラインブロガーミーティングのメインです。
いわゆる質疑応答が、オンライン上でも繰り広げられました。

はじめに事前募集した質問や意見に対する回答となりました。
スタジオから回答があり、代田常務が補足するスタイルです。

足元のeMAXISシリーズの資金流出入動向は

2019年は、月100~200億円前後の資金流入が続いた。
1月2月は200~300憶、3月は600億円程度の流入あり。

4月に入ってからも、高水準で推移している。
なお、資金流入の大半はSlimだと思っていい。

なお、ネット証券が積立投資家を多く取り込んでいる。

積立の中で、4割弱のシェアを持っているとの認識で、
3月については50%が見えるところまで上がっている。

新規投資家は入ってきているか

ネット証券の口座開設が急ピッチで進んでいる。
自宅待機が迫られるなかでも進んでいるようだ。

資金流入が目立つカテゴリーは

米国株式(S&P500)がトップで、先進国株式、
全世界株式(オール・カントリー)と続く。

Slimシリーズで新商品の予定はあるか

従前から、いくつかの要望をいただいている。

嬉しい限りだが、現在のラインナップの認識としては、
資産運用で大事な基本的な資産は揃ったとの認識。

引き続きご意見を受け止めつつ、検討したい。

セクター株、レバレッジなどを検討しているか
という質問もあったが、ニッチなところは
ニーズに合わせて、随時検討していきたい。

信託報酬ゼロファンドへの対応方針は

eMAXIS Slim シリーズの掲げているコンセプトである
「業界最低水準の運用コストを目指す」は変わらない。

大事にしたいことは、投資家の長い将来にわたり
資産形成により良い形で寄り添っていきたい。

信託報酬の引き下げは、そのひとつの要素だが、
ファンドの継続性を懸念される事態は避けたい

(代田常務補足)
つみたてのお客様が重要で、今後数十年、
商品を使っていってもらうことになる。

提供するプロダクトは短距離ではなく、長距離で、
そこで勝ち続けていくべき競争だと認識している。

どうしたら投資家の中長期の資産形成、中長期で
結果的にコストが安かったということに資するのか、
ということを考えて、信託報酬を考えている。

ゼロが出てきたので、どうするかはいろんなことを
考えて行動しなければならないが、Slimをすぐに
信託報酬ゼロというのは、難しいと思う。

Slimでは体力が続かないとの指摘もあるが商品戦略はどうか

収益も考慮してこの方針を採用しており、安心して欲しい。
もちろん個々の商品にあわせた採算性をみて運用している。

Slim国内リートが3月上旬に下方乖離が発生した要因は

3月上旬に非常に大きな解約があった。
(全体の4割程度の規模だった模様)

大量の解約があると、付随する売買コストが
生じることで下方乖離の一因となっている。

騰落が激しいマーケットで、資金の
出入りがあると、乖離する一因となる。

乖離をどう最小化するか、引き続き考えたい。

インデックスファンドの規模が大きくなることによるデメリットは

規模が大きくなるにつれて運用効率が向上する一方で、
大きくなりすぎると、自らが価格を動かすリスクも。

まだその水準ではないが、一般的にはそのように考えられる。

非常に大きなマーケットで運用しているので、
我々の残高はまだそういう状況になっていない。

例えば、狭いマーケットを対象とするファンド
の場合に、運用上限額を設定することもある。

市場全体に占めるインデックスファンドの割合が大きくなるとどのような影響があるか

インデックスの割合が行き過ぎると、価格は投資家の売買により
適切な水準に収斂すると考えられるので、そういう投資家が
いないと、適切な価格が形成されないという懸念はある。

現時点で、そこまでの状況には至っていないとの認識。

発注先として特定の証券会社の割合が大きくなることがあるか

具体的な数字は示せないが、取引先証券会社は
定量面・定性面を見ながら絞っている。

最良執行を目指すというポリシーなので、
コンペ形式で複数社に引き合いをして、最低価格の
ところに発注を依頼する、ということでやっている。

グループ会社に傾斜するということはない。

MAXIS米国株式と全世界株式への現時点での評価は

上場投資信託(ETF)として年始に設定した。

それぞれ約20~30億円程度で推移している。
残高はまだまだだが、着実に成長している。

日本のETFマーケットは特定の指数ファンドが巨大で、
TOPIXや日経225だけで、9割くらいを占めている。

長期投資に資するファンドを、長いスパンで育てていきたい。
現時点では、悪くない、ずっと力を入れていきたいという評価。

(代田常務補足)
ETFの中では、日銀の買い対象となっているものは巨大。

MAXISは設定直後であり、金融機関が入ってきていない。
個人投資家が大半となっている。

これがもう少し、残高のケタが変わってきたところで、
現時点では投資規則の問題で、投資対象から外れている
金融機関・法人からの流入が期待できると考えている。

そうすると、執行コストが減っていく余地もある。

ETFのメリットは

ETFを好む人も一定数存在する。

好みの問題もあるが、ETFは貸株で
フィーが入ってくることもある。

投資信託にはないETFの良さもある。
場中に取引ができることも魅力の一つ。

ETFとSlim等のマザーファンドは一緒。

カニバリではなく、Slimの投資家も
スケールメリットは享受できる。

MUKAMでも同じ投資対象のファンドを併合する予定は

法制度上は可能だが、販売会社も含めシステム上の問題で、
大きな課題があるので難しいというのが、現状まだある。

報道されている件も、限定的な範囲での併合と聞いている。

ハードルは高いが考えてたい。すぐにやるのは難しい。

マザーファンドを併合するということなら、システム的な
課題も比較的乗り越えやすいので、取り組んでいきたい。

新型コロナに伴いMUKAM社員の投資行動はどうか

当部の20歳代若手社員は、積立投資を継続している。
慌てず騒がず、淡々とつみたて投資を続けている。

eMAXISのHP上でもコンテンツとして公開している。

(司会の方は)相場を見て若干つみたて金額を増額した。

社歴の長い社員は、ITバブル崩壊やリーマンショックを
経験している人も多く、むしろ相場が下がると買い
方向にいくという傾向はあるかもしれない。

LINEサービスの稼働状況や登録者数は足元どうか

1,738名が登録。中身の充実を考えている。

(配信中に確認し)なうの登録数は1,739名。

(追加質問を待っている間に)ちょっと余談

(社員さんが着ている)eMAXISロゴのTシャツとパーカーは、
どこかでプレゼントができればとは思っている。

シャープのようにTwitterをやる予定は

Twitterも拡散や情報ソースとして重要だと考えている。
一旦LINEを頑張っていたが、いつかTwitterもやりたい。

シャープさんのような運用も考えたい。

金融機関なので正直難しさもあるが、
接しやすさも大切だと考えている。

テレワークでの運用現場の苦労話は

非常に苦労している。テレワークに移行しているが、
出社して専用端末での操作が必要なところもある。

体制を分けて出社人数を減らしているが、
完全にテレワークというのは難しい。

ただ、テレワーク体制は整えている。

このような状況下でも変わらずに
運用できるよう努めていきたい。

現状で運用に大きな問題は無いのでご安心を。

オンラインとオフライン、ブロガーミーティングの運営はどちらが大変か

オンラインは反応が見えないので、やりづらい部分も
あるが、地方の方でも参加しやすいなどメリットもある。

オンラインの良い要素は、今後も取り入れていきたい。

どっちが運営大変かと言われると、難しい。
リアルでは人数がかかる部分も、正直ある。

オンラインとリアル、それぞれに良さが
あるので、落ち着いたら融合してやりたい。

一般向けのオンラインセミナーは考えているか

一般向けにリアルセミナーの企画を
していたが、オンラインも考えたい。

ファンド内株式の貸株の検討状況は

国内株では、以前から貸株をやっている。
外国株はできていないが、検討している。

オンライン参加した感想

三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングといえば有楽町。
やや古いあのビルに集まって、ライブ感を味わうイベント。

懇親会まで含めて、ざっくばらんに話を聞くことができる。
双方向交流がとても大事で、そこに魅力を感じていました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、これは不可能に。
そうしたなか、オンライン配信でのブロガーミーティング。

心配な面もありましたが、正直なところ結構楽しめました。

何が良かったのかなと振り返ると、やはり質疑応答ですね。

いま、個人投資家が疑問に思っていることに回答していく。
可能な範囲で質問に答えていくその姿勢は、やはり魅力的。

長期投資を志す個人投資家に寄り添う、良い方法のひとつ。
古典的かもしれませんが、質疑応答こそ最良のプログラム。

やり方がリアルでもオンライン配信でも大切なことは一緒。
三菱UFJ国際投信は、その辺を熟知していると思われます。

つみたて投資におけるシェアが拡大しているのも頷けます。
これからも運用会社と投資家の良い関係が続きますように。



2020年4月3日金曜日

つみたてNISA・iDeCoの運用実績公開(2020年3月)

青井ノボルです。

インデックス投資は3年目ですが、試練がやってきました。
新型コロナウィルスの影響により、相場は荒れ模様です。

毎月、つみたてNISAとiDeCoの運用実績を公開していて。
2018年12月のクリスマス相場でも大きく下落した記憶が。

今回はそれ以上の下落幅であり、出口も見えてきません。
実生活にも悪影響が大きく、本当に危機だなと思います。

それでも、長期的経済成長と株式相場の伸びを期待して。
ゆっくり資産を形成する、長期投資を続けたいものです。

この記事では、つみたてNISAとiDeCoについて2020年3月末時点の運用実績を公開します。

ポートフォリオ

つみたてNISAとiDeCo、2020年3月末時点のポートフォリオはこちらです。

損益率を見ていただければ一目瞭然ですが、いずれも10%超の下落。

リスク資産ですから、評価額の変動によりマイナスにもなり得ます。

インデックス投資はリスクが極小ではなく、相場変動が直撃します。
長期投資を続けていく過程で、大きな損失を受け入れることも必要。

でも、いまワタシが投資をしているファンドはいずれも超低コスト。
広く分散された全世界株式に投資できる、優れた商品だと思います。

余計なコストはかかっておらず、長期的な資産形成に適しています。
相場変動をしっかりと受け止めながら、ホールドし続けたいですね。

つみたてNISA

つみたてNISAは、楽天証券の楽天カード決済で投資をしています。
特別に意識しなくてもポイント還元される仕組みで、有難いです。

ワタシの場合、月5万円のポイント付与上限額には達していません。
非課税口座から優先して投資をしており、つみたてNISAで活用中。

楽天証券は出口戦略において重要な定期売却サービスも実装され。
個人投資家にとっては、使いやすいネット証券に進化しています。

新型コロナウィルスの感染拡大で、経済活動が制限されるなかで。
インターネット技術で、非対面取引ができるのはアドバンテージ。

コロナ終息後もBCPが根付くでしょうし、ネット系は強そうです。
安心して資産を預けることができると、個人的には感じています。

iDeCo

iDeCoについて、投資額の590,470円は手数料控除後の金額です。

掛金は23,000円×23+45,147円=597,147円、手数料割合は1.1%。
初回手数料2,777円(当時消費税8%)も含め、手数料は累計6,677円。

手数料割合は1%目前となりましたが、まだまだ重いなと感じています。
特別法人税の凍結を継続することが決まった中、やはり気になります。

長年見直しがされていない、まさに聖域となっている手数料なのです。
年金資産は厳重に管理される必要があるとはいえ、ちょっと重いです。

長期分散積立投資での資産形成を推進するためにも、改善に期待です。

アセットアロケーション

つみたてNISAとiDeCo、2020年3月末時点のアセットアロケーション。
オール・カントリーを除いた部分で、各資産別の構成比は下図の通り。

目標となるのは、時価総額比率のMSCI ACWIの構成比となります。

リバランスするつもりもないですが、一応差異を確認しています。

全世界株式インデックス・ファンドの2020年2月報で確認すると。
全世界株式の割合は、国内:先進国:新興国=6.9:80.8:12.3。

若干の誤差はありますが、そこまで大きな乖離はありません。
時価総額比率の全世界株式に投資をしていると言えそうです。

2020年3月を振り返る

世界が大きく変わってしまった、と言っても過言ではない。
新型コロナウィルスの猛威が、全世界を揺さぶっています。

相場は下落傾向で乱高下を繰り返し、荒れた相場環境です。
過去の経済危機を連想させるような雰囲気となっています。

個人投資家として、何ができるのかといえば耐えるだけで。
相場に抗ったところで、うまく波に乗れないので仕方ない。

市場平均に委ねるという選択をして、市場平均に投資する。
この選択が正しいかどうか、結論を出すにはまだ早いです。

資産形成としての長期投資、こんな経済危機も乗り越えて。
歩み続けたその先の世界はもっと明るいものだと信じます。

ほろ苦い投資環境ですが、ともに生き抜いていきましょう。

2020年3月29日日曜日

相場変動をすべて受け入れるのが長期のインデックス投資

青井ノボルです。

当たり前の話ですが、インデックスというのは市場平均を示す指数。
対象は債券だったり株式であり、評価額が変動するリスク資産です。

これらのリスク資産は相場の思惑により、価格が上下変動するもの。
その波をすべて受け入れる覚悟で、インデックス投資をしています。

相場変動を上手く捉えながらトレードする必要は全くありません。
そのかわり、市場平均を形成する相場変動は避けようがないです。

順調に指数が伸びていくこともあれば、その真逆もあるのが相場。
資産形成の長期投資では、相場と真摯に向き合うことも大切です。

この記事では、相場変動をすべて受け入れるのが長期のインデックス投資であることについて改めて考えます。

相場は予想外に目まぐるしく変化する

良いこともあれば悪いこともある、世の中はそういうものです。
目まぐるしい変化を続けていくことが宿命なのかもしれません。

相場変動に大きく影響する経済も、好不況を繰り返しています。
これは歴史的にも明らかで、恐らく今後もそうなるのでしょう。

記憶に新しいところでは、リーマン・ショックは大きな打撃に。
不動産やゼネコンといった業種では、大型倒産も相次ぎました。

そのダメージは大きく、2010年には日本航空が会社更生法申請。
同年は日本振興銀行も倒産、日本初のペイオフが発動しました。

東日本大震災もあって、お通夜のような状況が5年くらい続いて。
日経平均株価が大きく回復したのは、2012年以降となりました。

リーマン・ショックでいえば、まさか大手証券会社が倒産とは。
あの頃はダラダラ下落傾向でしたが、あれはまさに衝撃でした。

一方、2012年からこれだけの景気回復が続くとは思いもよらず。
ワタシは相場から2013年に撤退済みで、上昇相場を逃しました。

経済アナリストでもなければプロの投資家でもないワタシの場合。
景気変動や相場変動を正確に予想することは不可能だと実感です。

パンデミックを予想できたか

さて、いまは新型コロナウィルスの感染拡大により世界が揺れています。
武漢の感染拡大が報道され始めたころ、ここまでの事態を予想できたか。

Twitter界隈では、新型コロナへの恐怖と楽観が混ざっている雰囲気で。
大勢としては対岸の火事という感想が多かったように記憶しています。

いまとなっては、WHOがパンデミック宣言して世界中に感染が拡大して。
日本国内でも首都東京の封鎖すら噂されるほど、事態は深刻化しました。

ここまでの事態、そして経済への大ダメージを想像できていたかどうか。
少なくともワタシは予想できなかったし、多くの人が一緒だと思います。

危機はいつやってくるか分からない、そういうものなのだと実感します。

バイ&ホールドのインデックス投資

ところで、ワタシがいま実践している資産形成としての長期投資は。
市場平均の株価指数に連動したファンドへのインデックス投資です。

長期で持ち続けることを基本スタンスとするので、バイ&ホールド。
ファンドを買ったらそのまま、取り崩しまで持ち続けるというもの。

市場平均ですから、全相場参加者の売買による総意が反映されます。
売買の判断をすることなく、相場変動に身を委ねることとなります。

長期的にみれば経済は成長していくであろう、そんな未来を信じる。
予想できない相場変動を乗り越えて、続けていくという投資法です。

投資のプロでもない個人投資家には、これくらいの感覚がベターで。
継続することにだけ真剣を集中させれば良いので、気楽なものです。

全てを受け入れる覚悟は必要

長期スパンのインデックス投資は、ほったらかし投資とも呼ばれます。
なかなかお気楽なネーミングですが、継続が難しいと言われています。

相場変動の荒波を乗り越えて投資を続けていくことは、意外と難しい。
インデックス投資のリスクが極小ということは無く、変動があります。

この話題では、インデックス投資ブロガーkenzさんの記事が有名です。

詳しくは上記記事を見て欲しいのですが、大切な部分を引用します。

ただ、インデックス投資は、市場そのものの変動をもろにうけます。
言わば日本海の荒波が押し寄せる海岸で、ふんどし一枚で腰に手を当てたまま立っているようなものです。
(引用元:インデックス投資は決してリスクが少ない投資法ではない、だからこそ重要なこと

大袈裟な言い方になりますが、相場変動を全て受け入れる覚悟が必要。
荒波を全身で受け止めるためには、投資方針など事前準備が重要です。

とはいえ、相場暴落を受け止めるだけではなく高騰も享受できます。
良いことも悪いことも、全て受け入れるだけの度量が必要なのです。

資産形成としての長期にわたるインデックス投資は始まったばかり。
これからも数十年と続けていけるように、相場変動を受け入れます。

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青井ノボルです。 大変お久しぶりとなりましたが、元気に生きています。 約1年間、ブログの更新を止めていた期間はというと。 特段の理由は無いのですが、投資から離れていました。 家族との時間を過ごし、サラリーマンとして仕事して。 趣味で息抜きしつつ、家事をこなすという平穏な日々。 子...

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